近畿大学医学部泌尿器科教室は、これまでに二人の国立大学学長をはじめとする多くの優秀な人材を輩出してきた伝統ある教室であります。
当教室における私の診療理念は「恕の心」であります。特定機能病院として困難な病気を治療することが重要であることは言うまでもありませんが、私は患者 さんを病巣に限った視野ではなく、ひとりの人間として接する優しさが医師として何よりも必要と考えております。すなわち「患者が自分の親や子であったらど うするのか」を常に念頭に置いて診療するよう心がけています。その上で、新しい概念に基づく先進的医療を積極的に導入し、第一級の知識と技能、恕の心 を持った泌尿器科医集団を目指したいと考えています。まだまだ発展途上の集団ではありますがよろしくお願い申し上げます。